光療術院(光線療法) の日記
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熱傷(やけど)の光線療法
2011.12.08
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対象となるのは、Ⅰ度熱傷と狭い範囲の浅Ⅱ度熱傷。広範囲の熱傷や深Ⅱ度以上の熱傷と気道熱傷は体液管理、呼吸管理、被覆剤貼付等が必要となるので、医師の治療を受け無なければいけません。
◆熱傷の深さ
●Ⅰ度 : 熱傷皮膚の発赤を認める。疼痛あり
●Ⅱ度 : 水泡(浅)、びらん(深)を認める。疼痛あり
●Ⅲ度 : 熱傷皮膚は羊皮紙様、白色または炭化し、硬い。疼痛なし
◆熱傷の光線療法
●Ⅰ度熱傷
受傷部位の面積に応じて、集光器を使い分けて照射していきます。最初は光線の熱を感じるか感じないかくらいの距離から始め、痛みが軽くなるまで照射します。痛みが軽くなったら温かく感じる距離から、痛みがなくなるまで照射します。1~2回の施療で発赤、疼痛ともに解消します。
●Ⅱ度熱傷
1回目の施療は受傷部位の面積に応じて、集光器を使い分けて照射していきます。1回目の施療は光線の熱を感じるか感じないかくらいの距離から始め、痛みが軽くなるまで照射します。痛みが軽くなったら温かく感じる距離から、痛みがなくなるまで照射します。
2回目以降は、瘢痕が残らないように状態に応じた回数照射します。水泡は殺菌した針などでつぶして光線照射をする方が回復は早いのですが、外科行為に当たるので医師以外の人間はできません。しかし、複数回の光線照射で良くなります。
◆参考文献/黒田保次郎 著 「可視総合光線療法 遺伝と光線」
医学博士 河原田嘉文 監修 「改訂 病態生理ディクショナリー」
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