光療術院(光線療法) の日記
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光線療法の多彩な作用
2018.05.28
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★光線療法には下記のような様々な作用があります!
◆光化学作用
可視総合光線の中の紫外線は、皮膚内の物質に作用して、生体内に様々な物質を作り出します。
◆深部温熱作用
生体への浸透力の大きな長波長の可視線(赤色光)と短波形の赤外線(近赤外線)の作用により、光線照射部位に充血を起こして血流を良くし、患部の血行を改善します。
◆生体リズム調節作用
可視線は眼球を通過して網膜に届き、その刺激は視神経を介して脳神経に達して、脳の中心付近にある松果体を刺激して、松果体ホルモン(メラトニン)の分泌調整をします。
◆鎮痛作用
深部温熱作用により患部の血流を良くして、プロスタグランジン、ヒスタミン、ブラジキニンなどの発痛物質を速やかに除去して痛みの原因を改善して、炎症を鎮める作用を発揮します。
◆免疫調整作用
ビタミンD、カルシウム代謝を介する免疫調節機能があります。皮膚で作られたビタミンDは、身体が持っていつ天然の抗生物質を増やす作用があります。
◆消炎(腫脹吸収)作用
鎮痛作用と同時に、強い抗炎症作用があります。
◆肉芽発生作用
創傷部の血行を良くするとともに創傷部の治癒過程を速やかに進めて、種々の細胞を呼び寄せて強靭な肉芽の形成を促進して創傷の回復を早めます。
◆殺菌作用
紫外線の殺菌作用に加えて、可視総合光線が白血球の遊走能、食菌能を強化するので、紫外線の届かない深部の細菌感染症の改善、予防作用も期待できます。
◆睡眠
血行改善と自律神経(生体リズム)、内分泌、松果体ホルモンの働きを調節して、自然な眠りをもたらします。
◆食欲・便通
皮膚、内臓の血行改善とヒスタミンなどの光産生物質の作用により、消化管の働きを活発にして、食欲を増進して、便通を良好にします。
◆解毒作用
肝臓、腎臓、免疫の機能を良くして、解毒作用を強めます。特に可視光線(青色領域)は、血液中に増加した脂溶性ビリルビンを水溶性ビリルビンに変化させる作用があり、病院などでは青色灯による新生児重症黄疸の光線治療にも利用されています。
◆コレステロール低下作用
脂質代謝を改善して、コレステロールや中性脂肪を下げる働きがあります。
◆消痒作用
皮膚病によるかゆみだけでなく、種々の疾患によるかゆみを抑えます。
◆利尿作用
新陳代謝を盛んにして、血行と腎機能を改善することにより、尿の量を増やす作用があります。
◆筋力・運動能向上作用
自律神経系、ビタミンD産生を介して、副腎皮質ホルモン分泌を促進して、筋力や運動能を向上させます。
◆呼吸機能改善作用
血液循環調節作用と去痰作用により、呼吸機能を改善させます。
◆神経機能改善作用
光化学作用と温熱作用により、神経機能を改善させます。
◆美肌作用
皮膚細胞代謝機能促進作用、コラーゲ生成促進作用により、張りと艶のある肌を作ります。
